hasikurekun’s blog

地獄の底で泥水啜ってる人生

新卒で入った会社を1ヵ月で退職し、適応障害になった男の話② 入社したらマジで地獄だった件について

皆様こんにちは、ハシクレです。

まあまあ期間が空きましたが、前回からの続きです。

 

前回はこちら↓↓↓↓↓

 

hasikurekun.hatenablog.com

 

 

前回は、内定もらったところで終わりでしたね。

今回は、その後の出来事を語らせていただきます。

 

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内定が決まってからはもう本当に最高な気分でした。

やっと糞見たいな就活から解放されて、4月までは悠々自適に生活できるんですから、コロナはあったけど友達と遊びにいったりしました。

 

しかし、三月半ば、ちょっと用事があって実家に帰っていた時、内定もらった会社から連絡がありました。

 

内容は「新入社員代表のあいさつを君にお願いしたいからよろしく 」

って感じだったのですが、そこで同期が約20名居ることを聞かされ、私は違和感を感じました。

 

というのも私が見た求人表では、たった数名の募集だったからです。

なんでいきなりそんなに人数取ったのか不思議でしたが、その時はまだまあいいか程度でした。

 

そんでもって4月になって入社式、まあコロナだし、1時間くらいで終わるだろ、と思ってたら・・・・・・

 

社長と創設者による、合わせて3時間くらい、一族の自慢話を聞かされました。

割と狭い部屋に40人くらいいるのに、3時間も話すのはどうなの…

と思いつつ、この日は終了。

 

そして1週間の研修が始まるのですが、こっからもうおかしかった

普通、会社説明とか、概要とか勤務形態などについて説明があって、契約書とか書くのかなと思っていたら、そもそもスケジュールにそんなもの無く、

ほぼ毎日、社長のありがたい自慢話を3~4時間聞かされ、感想文を大量に書き、

アホみたいに長い社訓をその日のうちに覚えさせられ、大声で暗唱させるという、終わってる研修でした。

 

社会人としてのマナーとか、そういった研修は一切なし、タイムスケジュールもいい加減なくせに、私たちを怒る始末・・・・・

ほかにもヤバい点はありましたが今回は割愛します。

 

その結果この時点で3人辞める前代未聞の事件、この時の私は、

「ンまあ、こんなカスみたいな研修乗り越えればどうにかなるっしょ」

と思っていたのですが、私にとってはこっからが地獄でした。

 

現場に配属されてから、まず初めに思ったのは

「飲食店なのに汚すぎじゃね?」

 

だって水道やドアノブは壊れたままだし、蜘蛛の巣は張ってるし、ゴキはたくさん歩いてるし、とにかく設備が古くて、ほとんど掃除が行き届いてませんでした。

 

明らかに人手不足の証拠です。幸先不安だなぁ・・・と思っていたら。

人手不足のせいで、作業場や仕事についてなど、一切の説明がなく、なあなあで仕事が始まりました。

 

それもそのはず、配属された同期が5人に対して現場の上司はたった5人、(のちにすぐ1人辞めて4人)だけ。

 

ちゃんと仕事が教えてもらえず1週間が経った頃、私がリーダーに抜擢され、新入社員のシフト管理やら、まだ仕事も覚えてないのに、大量の仕事やプレッシャーを押し付けられ始めました。

 

特にひどかったのは上司たちはほとんどPCが使えず、PC業務が唯一使える私に回ってきました。無論、すべての仕事を時間内に終わらせられるわけなく、毎日2時間の休憩を、すべて仕事に回して(もちろん休憩時間だから給料発生せず)

新入社員は、定時で帰らされていたのですが、(飲食なので20時とか)

僕は1時間ぐらいサビ残したり、家に持って帰ってPC業務を片付けていました。

 

ヤバいのはこれだけでなく、上司①は半年休みがなく、中堅の社員の人もほぼ毎日出勤していて、コッソリタイムカード見たら毎日4時間くらいサビ残してました。

社長に怒られるらしくわざと定時でタイムカード切っているそうです。

 

ほかにも人手不足で公休の日の朝5時に電話で呼び出され、そのままタイムカード切らずに休日出勤したり(代休なし)場合によっては泊まり込みで何日も働いてる

という情報を聞き、戦慄していました。

 

多分労基が突撃したら一発アウトな案件をいくつも抱えているのに、社長が知らないのは間違いありませんでした。

 

そして、私の心がブッ壊れた何よりの原因が、上司②によるパワハラです。

 

上司②は、過去に暴力沙汰で前科持ち、アル中で、毎日アルコールが入った状態で出社してきており、2~3時間の遅刻もザラで、その上、自分の仕事は部下にほぼ丸投げ、酔っ払いなので声が聞き取りずらく、聞き返せばキレる始末。というか常にキレていていて、何をするにも暴言、暴力ばかりでした。

仕事をミスして怒られるならまだしも、八つ当たりや、憂さ晴らしで暴言を吐いてきます。

 

運の悪いことに新入社員リーダーの僕に一番当たりが強く

 

仕事の途中でも呼び出されて暴言を吐かれ、馬鹿にされ、貶されていました。

 

 

僕何も悪いことしてないんですよ?

ただ揚げ足取られて、

「生意気」、「バカ」、「雑魚」、「カス」

「顔がキモイ」、「ブタ」

等々、毎日暴言、暴力三昧でした。

 

ほかの社員も上司②の相手にしたくなくて、僕を助けてくれませんでした。

あれはもう仕方ないとか、そんな感じで、

 

それにリーダーという立場で期待をかけられ、大量の仕事とストレスに板挟みにされ

毎日モンエナが欠かせず、多い日は2,3本飲んでいました。カフェイン耐性が高かったので、どうにかなっていました。

 

 

この時の僕に録音なんて余裕もうありませんでした。

今思えば、学校や、第三者に助けを求めるべきだったのでしょう。

 

毎日恐怖におびえながら、同期や上司の顔色を窺い、慣れない人事管理や、PC業務

ろくに教えてくれない仕事を大量にこなしていました。

 

頭の中は毎日「辞めたい」、「楽になりたい」等でいっぱいでしたが、それでも料理だけが僕の心の支えでした。

 

そして大体入社してから一か月がたったころ、ある日、ついに僕の心がブッ壊れました。

 

原因は糞上司による暴言、

 

『そんなんだからテメエはブタなんだよ!!!!!』

 

 

(筆者のプライドのために補足しますが別に僕はデブではなく、筋骨隆々です)

 

 

今でも覚えていて、フラッシュバックしてきて、自己嫌悪に陥り、吐き気を催し、

トラウマです。

 

持っていた包丁をぶん投げたくなる気持ちをおさえ、その場では抑えましたが、

 

裏に行って、泣き崩れました。本当に心が折れて、動けなくなりました。

 

僕が頑張ってきた、親に迷惑をかけてきた、2年間は何だったのか、今日まで頑張ってきたすべてを、一撃ですべて崩されたような、そんな感覚でした。

 

多分あんなに泣いたのは人生で初めてでした。慌てて上司①や別部署の上司たちが飛んできましたが、もうやめたい、と喚き散らしていた記憶しかありません。

 

その日はそのまま帰りましたが。完全に魂が抜けたような状態でそれ以降の記憶がありませんでした。

 

そして僕は退職を決意したのです。

 

今、めちゃくちゃ後悔してるのが、この時点で病院いって、診断書を書いてもらい、それを突き付けるべきでした。

 

ブラック企業だったので休職させてはくれなかったと思いますが、今ほど苦しまずに済んだかもしれません。

 

実際はそんな余裕一ミリもなくて、

すぐにでも死にたくて、怖くて、仕方なかったです。

 

 

僕の現状ですが、いまだに苦しめられていて、就活をしながら、療養をしていますが

時々つらくなったり、自殺衝動に駆られたり、自己嫌悪で吐き気や自傷したりと、

以前より良くはなりましたが、中々完全回復に至りません。

 

とにかく働くことが怖いし、そもそも一か月で辞めた、専門卒を雇いたい会社があるのかという不安に苦しめられています。こんなことなら大学行けばよかったです。

 

でもひどいですよね、人としての尊厳もクソもないような日々を送っていたのに、

就活では、ありのままを話したら、印象悪くなるって、

「自分が悪かった」としか言えないんですから、ほんとカスみたいな世界ですよ。

 

 

 

今回はここまで、次は退職届編です。

 

 

 

 

続く